ピラティスにはさまざまな流派が存在し、それぞれの特徴や目的に違いがあります。
どの流派が自分に合っているのかを知ることで、より効果的にピラティスを取り入れることができるでしょう。
この記事では、代表的な5つのスタイルについて詳しく解説していきます。
ピラティスは流派ごとにどんな違いがある?代表的な5つのスタイルを解説
ピラティスの流派は、それぞれに異なる理念や技法を持っています。
ここでは、現在主流となっている5つのスタイルについて、特徴をわかりやすくご紹介します。
スタイル①:クラシカル・ピラティスは創始者のメソッドを忠実に再現している
クラシカル・ピラティスは、ジョセフ・ピラティスの原理原則に従った伝統的なスタイルです。
決まった順番のエクササイズを正確にこなし、体幹を中心に全身の連動を強化していきます。
ストイックな動きと集中力を要するため、鍛錬としてのピラティスを求める人に適しています。
スタイル②:コンテンポラリー・ピラティスは現代的な解剖学を取り入れている
コンテンポラリー・ピラティスは、現代医学や運動科学を取り入れて進化したスタイルです。
クラシカルよりも柔軟に構成されており、個々の身体に合わせてアプローチできるのが特徴です。
リハビリや姿勢改善にも用いられることが多く、幅広い層に支持されています。
スタイル③:STOTTピラティスは姿勢改善を重視したスタイル
STOTTピラティスは、脊椎の自然なカーブを尊重した設計で知られています。
筋肉のアンバランスや体のゆがみに焦点を当て、機能的で美しい姿勢へと導きます。
デスクワークが多い方や腰痛に悩む方にも効果が期待できるスタイルです。
スタイル④:BASIピラティスは流れとつながりを重視する構成が特徴
BASIピラティスは、エクササイズの一連の流れや動作間のつながりを大切にします。
動きの質やリズムに重点を置き、集中力や身体感覚を高める効果があります。
エレガントで滑らかな動作を求める方に向いているスタイルです。
スタイル⑤:ヨガと融合したフュージョン系ピラティスもある
ヨガの呼吸法やマインドフルネスの要素を取り入れたフュージョン系ピラティスも人気です。
ストレッチやリラックス効果が高く、心身のバランスを整えたい人におすすめです。
初心者でも始めやすく、スタジオによって独自のプログラムが提供されています。
ピラティスの流派ごとの5つの特徴の違い
ピラティスはどの流派も「体幹を整える」という共通の目的がありますが、そのアプローチ方法には違いがあります。
ここでは、流派ごとに見られる代表的な特徴の違いを5つの視点から詳しく解説していきます。
特徴①:使う器具やマットでの動き方に違いがある
クラシカル・ピラティスでは、リフォーマーやキャデラックといった器具を積極的に使う傾向があります。
一方、STOTTやBASIなどではマット中心の構成で、器具の使用は補助的な役割を果たすこともあります。
器具の使い方や重視する比重によって、トレーニングの感覚や負荷も異なってきます。
特徴②:呼吸法や動作の順序に独自のルールがある
クラシカルスタイルではエクササイズの順番や呼吸のリズムが厳密に決められていることが多いです。
コンテンポラリーやSTOTTでは、より柔軟に呼吸法を応用し、動作の組み立ても個々の目的に応じて変化します。
こうした違いが、実践時のテンポや集中のしやすさに影響を与えるポイントとなります。
特徴③:インストラクターの指導スタイルに差がある
流派によって、インストラクターの言葉がけや動作の指導方法にも違いがあります。
クラシカルでは厳密なフォーム修正が重視され、STOTTやBASIでは丁寧に体の動きに寄り添うような指導がされることが多いです。
自身の性格や学び方に合ったスタイルを選ぶことが、継続のしやすさにもつながります。
特徴④:初心者向けか上級者向けかで難易度が異なる
BASIやSTOTTは初心者から始めやすい構成になっていることが多く、段階的にステップアップできます。
対して、クラシカルは動きの精度や体力を求められることが多く、ある程度の経験がある人に向いている場合もあります。
自分のレベルに合わせて選ぶことが、継続的な成長につながります。
特徴⑤:リハビリ重視か美容重視かで内容が変わる
STOTTやコンテンポラリーはリハビリ目的での活用も多く、安全性と再現性が重視されています。
一方で、BASIやフュージョン系はボディラインの美しさやしなやかな動きを引き出す内容に特化する傾向があります。
目的に応じて、心地よく続けられるスタイルを選ぶことが重要です。
ピラティスの流派ごとの5つの効果の違い
ピラティスはどの流派でも体に良い効果がありますが、それぞれのメソッドによって得られる効果の方向性は異なります。
目的や体の状態に合わせて選ぶことで、より高い効果を実感しやすくなります。
ここでは、代表的な流派ごとの効果の違いを5つに分けてご紹介します。
効果①:クラシカルは体幹強化や全身の連動性を高める効果がある
クラシカル・ピラティスでは、決められたエクササイズの順序に従い、体の中心から動きを作り出す力を養います。
特に体幹を強くすることで、安定感とバランスが向上し、スポーツや日常動作の質が上がる効果があります。
また、動きの連続性により、全身の連動をスムーズにする働きも期待できます。
効果②:STOTTは背骨のアライメントを整える効果が高い
STOTTピラティスでは、姿勢の改善や骨格の整列に重点を置いたプログラムが多く組まれています。
そのため、長年の癖で歪んでしまった背骨や骨盤の位置を正常な状態に戻すサポートが可能です。
肩こりや腰痛など、姿勢に起因する不調の改善にもつながるのが大きな特徴です。
効果③:コンテンポラリーは柔軟性と機能的な動きを促す
コンテンポラリー・ピラティスは、現代の身体理論を取り入れているため、実用的な体の使い方を習得できます。
筋力だけでなく柔軟性も同時に向上させることで、怪我の予防や日常の動作改善に貢献します。
より自由に、効率的に体を動かしたい人にとって理想的なスタイルです。
効果④:BASIは動作の美しさと集中力を養う効果がある
BASIピラティスは、動作の流れやリズムに意識を向けながら行うため、体の感覚を繊細に研ぎ澄ませる効果があります。
エレガントな動きや全身のコントロール力が身につき、運動と精神のつながりを深めることができます。
マインドフルな時間を過ごしたい方にも適しています。
効果⑤:リハビリ系ピラティスは痛みの軽減や可動域の改善に有効
理学療法士や医療監修のもとで行われるリハビリ系ピラティスは、特定の部位に負担をかけずに筋肉を動かすことができます。
術後の回復期や慢性痛のケアとしても取り入れられており、無理なく身体機能を回復させたい方に最適です。
体の使い方を見直しながら、安全に進められるのが大きな魅力です。
ピラティスの流派のおすすめは?目的の違いごとのピラティスの5つの選び方
ピラティスの流派にはそれぞれの強みがあり、目的に合ったものを選ぶことで効果を最大限に引き出せます。
ここでは、あなたの目的に合わせて最適なスタイルを選ぶためのヒントを5つご紹介します。
選び方①:姿勢改善が目的ならSTOTTピラティスがおすすめ
STOTTピラティスは、背骨の自然なS字カーブを大切にしながら動くため、姿勢改善に特化した内容が多いです。
筋肉のアンバランスや歪みを整えたい方にぴったりで、猫背や反り腰など現代人特有の悩みにも効果的です。
普段の姿勢に意識を向けながらトレーニングしたい方に最適なスタイルです。
選び方②:筋力アップを重視するならクラシカルピラティスが向いている
クラシカル・ピラティスは、動きの順番や精度を重視するため、体幹を中心とした筋力アップに向いています。
自重でのトレーニングながら、全身をまんべんなく鍛える構成になっており、継続することで引き締まった体に導いてくれます。
しっかりと体を鍛えたい方には最適な流派です。
選び方③:柔軟性やしなやかな動きを求めるならコンテンポラリースタイル
コンテンポラリー・ピラティスは、現代の身体理論を取り入れて構成されており、可動域を広げる動きが多く含まれます。
筋肉を柔らかく保ちながらも、機能的な動きができるようになるのが魅力です。
姿勢だけでなく、しなやかなボディラインを目指す方におすすめです。
選び方④:リラックスと集中を高めたい人にはBASIピラティスが合う
BASIピラティスは、動作の流れや呼吸との調和に重きを置いているため、心と体のつながりを感じやすいスタイルです。
動作の美しさと集中力を養うことで、運動後に深いリラックス感を得られるのが特長です。
ストレス解消や感情のリセットにも役立つため、内面から整えたい方にぴったりです。
選び方⑤:体の不調改善やリハビリ目的なら医療系ピラティスが最適
医療系ピラティスは、理学療法士や専門インストラクターが監修しているため、安全性が高く、身体の機能回復に特化しています。
痛みのある部位をかばいながら無理なく進められ、個別対応も受けやすいのが特徴です。
腰痛や膝痛などの不調がある方、または術後のケアにも有効です。
ピラティスの流派ごとの違いについてまとめ
ピラティスにはクラシカル、STOTT、コンテンポラリー、BASI、リハビリ系など、さまざまな流派が存在し、それぞれ異なる特徴と効果があります。
目的に応じた流派を選ぶことで、より自分に合った形でピラティスの良さを実感できるようになります。
体力やレベル、生活スタイルに合わせて無理なく取り入れ、自分の体と心に合ったピラティスを見つけていきましょう。